ある公園に行きました。
ボクは少し公園を一周して周りをみわたしていると、お父さんが何かごそごそとしているので、不思議に思いました。
行ってみると、お父さんが赤い実を持っていました。ボクは一瞬イチゴだと思いました。そして心の中で、なぜ公園に持ってきたんだろうと思ってしまいました。
でもよく見ると、形がイチゴより丸い感じがしたので、違うなと思いました。そして「どこにあったの?」と聞きました。
お父さんは「すぐ下だよ」と言いました。ボクは下を向きました。すると、六個ぐらい、その赤い実がなっていました。
ボクはきれいだなと思いました。そしてみんなに見せようと思いましたが、名前が分からないので、もう一度戻って行って、お父さんに「名前を調べて」と言いました。
お父さんが調べているのをボクは見ていました。その赤い実はヤブヘビイチゴの実(※)でした。
ボクは一個、クキから取ってみました。よく見ると全体にブツブツのようなトゲがありました。トゲはトゲでも、さきがなめらかで触っても痛くはありませんでした。
ボクは、イチゴというんだから、食べてもおいしいのだろうと思いました。でも、そんなにおいしくもないみたいです。なので、観察するだけにしました。どういう味かは知りません。
見ているあなたも、どこかで見つけるかもしれません。あるいは、もう見つけているかもしれません。
それは人それぞれです。
※赤い実は、黄色い花が実になったものです。なので季節によって花になっているときもあります。
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